あきネット

フリーソフトウェアやオープンソースをはじめ、コンピューターやインターネットに関するTIPSや話題を扱います

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IT業界の市場規模を阻害する壁

少しご無沙汰しています。
寒くなってきたのと暖房費が高いことに戦々恐々なのと、忙しいのとがあります。寒いのと灯油100円とで、鬱です😓


さて、日本のIT経済の拡大は困難なんだろうなあと思います。


高齢人口が多いので、その層が技能的に対応不可能なことをやっても売れないでしょう。


他方で、世界のITは、ほとんどの人々を放っておいてどんどん突っ走ってしまっています。
技術的にある程度解る人でも、それほどにはいないでしょう。


多くの人は、「使う」ではなく「使われる」状態です。
そのなかで、収入が多い人は趣味であれこれと買うでしょうけれど、高齢層の多くは生計にそんな余裕がありません


「使われる」人々を利用すれば稼げるというビジネスモデルは、マイクロソフトだってアップルだって、多くのパソコンメーカーだって、そうでした。顧客層の技能が上がってこないようにすることが、商売の種なのです。


多くの人が、取り残されています。
そのあいだに、業界の先端は突っ走っていき、格差はさらに拡大していきます。


さらにまずいのは、日本人の多くは、英語を読む気がない、そもそも英語の世界にアクセスする気がない。だったら、到底無理です。
いや。英語でなくとも、中国語やハングルでもいいから、外に出れば状況は変わります。けれどそれすらありません。


かなりの人が、必要なものにだけ出費をして、新たなものには手を出す余裕も気もないのでしょう。


上にあがるということがありません。
技能上位層の人口は少なくて、技能下位層からあがってこず、中間層が薄い、という現象が起こっているものと考えます。


そうなると、新たなものが売れません。
例えば、ドメイン取得とか、VPSとかでもいいですが、そうしたものを買うことがなかなかありません。
IT技能のある人々のあいだでは普通のことでも、世間全般では全くそうではない。もちろん、一般の新聞とかテレビとかに出てくることもなく、だから新聞やテレビばかりみる層は、興味をもつ以前に、知らない。


そもそも不景気と貧困と社会保障の不足で、高齢層には暇があっても、ものを買う余力なんてない。
ので、フレッツとかすら繋がっていなくて、携帯端末とキャリア契約でインターネットを少し利用していて精一杯なんだから。


モノ(有体物)を売るのは既に限界が来ていて、そもそも世界の資源は足りなくなってきているし、
コンピュータの性能的にもほぼ充分なので買い替えなくともなんとかなるわけで(買い替えることによる環境負荷の点でも、「エコ替え」は実際にはエコではないし)。


つまり、サービスを売ることが市場拡大に重要なのです。
ところが、購買層が薄いので。


だから、いかに技能的に上位と下位の格差をなくして、スムーズに上にあがっていけるようにするか、です。
つまり、なんとかして顧客層の技能を高める努力をしていかなくてはいけないのだと思います。


【随筆】しくみを理解せず使っているんだなあ……

はじめに


例えば、ドメインをとってみませんか? とか勧めてみたいのですが、
実際にドメインを運用するには、

  • Whois データベースとか、DNSとかがどういうように機能していて、
  • なぜドメインから IP アドレスが引けるようになるのか、

といったしくみから理解しないと、自力ではとうてい運用不可能なんですよね……


GMO(お名前.comとかバリュードメインやムームードメイン)とかにしろ、
キャンペーン価格で登録料金をとんでもなくディスカウントして、
しかもばんばんウェブ広告を打っています。
けれども、

  • 使う理由がない
  • よくわからない

でとらない人が多いだろうし、


ドメインをとったらとったで、

  • しくみがわからないまま苦闘したり、
  • とんでもない勘違いをしたり、
  • なんとなく使えたので、あとでなんかあったとき困る

っていう人が多いのですよね。


で、

  • しくみを知ろうとする気のある人、
  • そもそも、しくみを学習する必要があるのだということが解っている人

でないと、成長はしないんですよね。


もしも、向上心はないけど結果は欲しいというだけならば、
他人に、業者に、¥($?)払ってやってもらうのが当然でしょう。
無料とか、ケチとかでは、虫がよすぎると思うのですよね。



しくみを理解しようとする気がありますか?


インターネットユーザーにも、インターネットのしくみを理解する気のない人がよくあります。
インターネットとウェブの区別がつかない人とか。
Windows の操作の世界(箱庭)から出られない人とか。近年だったら、「スマホ」ですね。そうなると、異なるOSの世界を知らない、知る気がない、だったらインターネットも解らない。


  • 社会生活で必要だからで、しくみなんかに気を配っていられないとか、
  • 結果だけ欲しいとか、
  • そもそもどうしても理解能力が自分には足りなさそうなので放棄しているとか

どうしても、世の中にはそういう人が必ず、一定割合は出るのだろうなあ、と考えられはします。

  • そんなムズカシイことはワカラナイ、みたいなのとか、
  • 忙しいんだとか、
  • 結果さえよければいいとか

居ます。どうしても。


だから、彼らの存在を否定することまでは、私はしません。
現実がこうなんだから、私には否定は無理です。
ヒトは全知全能ではないし、時間と労力は限られます。


ただ、それならばケチらないでほしい。


学習する気がないのならば、対価を払ってほしい。


他人にヘルプ出すのなら、当人も、学習する気は出してほしい。


これは結局は、IT分野に限らず、よその分野でも、例えば法曹とか医療とかでも同じで。
(本当に難しくなるのは、貧困でもこうしたサービスが必須でときに命に関わることがあるからってことですが、ここでは措いておくとして。)



低価格でケチを集客するのだが、その客層が素人という業者


「お名前.com」が典型なんですが。
失礼とかなんとかいっても、事実なんだからしかたない。


低価格でも、「サポート人件費削ってますよ」「玄人向けなんですよ」ならばまだよいのですが。
そして、玄人向けだったら、広告をやみくもにバンバン打たない。


Windows や Windows パソコン、あるいは Macintosh や iPhone / iPad を想い起すと、
これらは元来、カネのある層に売っていたので、それならばまだよくて。
で、高い代金で買って、サポート業者にも払い、教わるのにも払う。これは普通。


しかし、不景気、貧困、エゴイズム(利己主義)、低価格競争の世界では、
とりわけ Windows はユーザ層がずーっとずり下がってきましたし、
顧客を増やす、携帯キャリアでいう「純増」のような方針で経営を依存してきた。
だから、貧困でもWindows パソコンユーザは普通なので、大変。


サポートも大変。
それに、企業も従業員も、大変なのに、食っていけない感じ。
能力や技術があるのに所得がない、そういう現状になっているわけで。「オープンソース」界隈もそうですが、そうでなくとも。


人件費を削って低価格や無料を実現しているので、サポートにカネがいかない。
さらには、業者の公式サポートで自己完結するわけではなく、よそに漏れていく。だから本心からいっても、そういう業者は、迷惑だと、私は思っているし。


端的に言って、日本経済の失敗の、一例でもあります。
どうやっても、技能のある人が裕福になるというのではなくて、
富裕層はカネでカネを殖やしているわけですから、そこからカネがまともに流れてこず、
要はカネがまわっていないわけで。
もう、ITバブルなんかではなく、「純増」はないので、「トリクルダウン」とか無理だから。


なんかとりとめもなく。


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Facebook と、シングルサインオンの危険性

巨大ウェブサービスからの漏洩


Facebook は、サービスの性質上、より多くの個人情報を登録している人が多いと思われます。
そのため、漏洩するとなおさら大変なことになってしまいます。Twitter なんかの比ではないでしょう。


Facebook への好意や信頼のより高い人ほど、個人情報をより多く登録している傾向があるでしょうし、
先日のアクセストークン漏れ事件にしても、アクセストークンを利用していた人は、Facebook に云われるがままに切り替えた人々でしょう。
そうした人々が、信頼を裏切られ、大きな被害を受けてしまっています。





日本では Facebook の人気はそれほどでもなく、Twitter の人気が異様に高い特徴があります。
しかし近年は、Instagram の流行をやたらと煽るようになりましたよね。Instagram は Facebook がやっています。


Instagram は、SNSのうちでも特にイジメの温床なことで知られていますが、
日本人は、自己肯定感が低かったり、人付き合いでSNSが事実上必要になったり、同化志向が強かったりで、Twitter や LINE 、さらには Instagram を利用してしまう、そしてつらい思いをしている経験があったり、その最中だという人も少なくないと思います。


Instagram も Facebook の アカウントでログインすることが可能です。
初めてでも、Facebook のアカウントがあればすぐ始められる、というわけです。


Instagram にかぎったことではなく、少なからぬウェブサービスは、Facebook のアカウントでも利用可能なようになっていますよね。
Facebook でなく Twitter ということもあります。


われらがムラウチも、blogmuraID に Twitter や Facebookのアカウントも採用していますね。



こうしたいわゆる「シングルサインオン」という、ひとつのアカウントで複数のウェブサービスが利用可能というしくみですが、
Facebook や Twitter などは、シングルサインオンのしくみを開放しているわけです。
そして、 Facebook や Twitter はアカウント登録者数がとても多いので、よそのウェブサービスも利用したがります。
お互いに、商売のためです。


Facebook や Twitter は世界的大手ですので、同時に、狙われやすいです。
今までも散々に攻撃を受けてきています。


Facebook のアクセストークン漏洩の件でも、
漏洩が判明して、 Facebook はアクセストークンによるログイン状態について、よそのウェブサービスについても、ログアウト状態に切り替えました(そうでないと乗っ取られますよね?)。


パスワードがありすぎることが問題


ユーザ名やパスワードがたくさんありすぎて困るということはあるでしょう。


しかし、シングルサインオンにすると

  • おおもとが漏洩したらどうなるか
  • おおもとがシャットダウンしたらどうなるか

という懸念があります。


パスワードがありすぎるので使い回すと、どこかが漏洩したらよそも乗っ取られる危険がきわめて高いです。


だから、パスワード管理ツールを使用している人も多いはずです。
例えば Lastpass かもしれませんし、 Google アカウントや Firefox Sync かもしれませんが。
しかし、善後策でしかありません。同じように、おおもとがやられるリスクがありますよね。


問題の所在は、パスワード認証が多すぎるということです。


パスワード以外に、より確実で強固な手段があれば、使い回しもシングルサインオンも不要です。
例えば、電子証明書がそうですよね。
またおそらくご存じの通り、生体認証(バイオメトリクス認証)という手法もありますが、ただ技術的には完全ではありません。


いまのところ、電子証明書がベストではないかと私は思います。
それこそ住基カードやマイナンバーカードが登場して、個人向けの公的電子証明書も出てきたわけですが、
公的な電子証明書でなくたっていいし、むしろそうでないほうがよいんだろうと思います。
マイナンバーカードの電子証明書でもそうですが、
電子証明書を認証の基本にして、パスフレーズや暗証番号などの簡単なものを組み合わせて保護してあります。


移行は次第に進み始めていますが、実装が容易にならないと、なかなかパスワード依存から脱け出られないでしょうね。
また、利用者のなかにも、パスワード認証はわかるけれど、電子証明書の使い方がわからないとかいうこともありそうです。


blogmuraID について

blogmuraIDで、ブログライフをもっと快適に


blogmuraIDをご利用いただくことで、当社が提供するブログサービス・muragon(ムラゴン)をより安心してご利用いただくことができます。


blogmuraIDにSNSアカウントを連携させることで、メールアドレスが変わったり忘れてしまったりした場合でも、ログインすることができるようになり、より安心してご利用いただけます。


今後は、当社の提供するにほんブログ村などにも利用を拡大してまいりますので、ぜひご利用ください。


って言うんですけど、
blogmuraID でムラウチのサービスのサインオンを統一することは、よいとは思います。


しかし、 blogmuraID の登録に Facebook や Twitter アカウントを利用するのは、やめてほしいなあ、とも思います。
むしろ安心ではないから。


SNSとは別のサービスなのに、SNSのアカウントを連携させるのはおかしいと思うし。本人が好きで連携させるんだから、っていう話でしょうが、
本人は、リスクなどわかっていてやっているのでしょうか? 「安心して」って言われて「ハイそうですか」ってなっていませんか?